柔道整復師=整骨院だけだと思っていませんか?
「柔道整復師=整骨院」と思っていませんか?
「柔道整復師の資格を取ったけど、どんな職場が自分に合っているのかわからない」
「整骨院以外に働ける場所ってあるの?」
「もっと違う働き方をしてみたいけど、どんな選択肢があるのか知らない」
そんな疑問や不安を抱える20代の柔道整復師は多いです。
実は、柔道整復師が活躍できる場所は年々広がっており、選び方次第で働き方もキャリアも大きく変わります。
確かに国家資格を活かす王道の職場ではありますが、実はそれだけではありません。
スポーツ現場や福祉施設、美容業界、訪問施術など、活躍できるフィールドは年々広がりを見せています。
働く場所が変われば、求められる役割も、仕事のやりがいも、生活スタイルも大きく変わります。
今回は、そんな柔道整復師が働ける代表的な職場を7つ厳選し、それぞれの特徴や向いている人のタイプを詳しく紹介します。

①整骨院・接骨院|王道の勤務先で経験を積む
柔道整復師の資格を最もダイレクトに活かせる場所が、整骨院・接骨院です。
骨折・脱臼・捻挫などの外傷に対して、健康保険を適用した施術が行えます。
研修制度が整っている院も多く、新卒や未経験者の受け入れも積極的。
日々多くの患者さんを診ることで、臨床力や問診力も自然と鍛えられます。
まずは現場経験を積みたい方にとって、登竜門的な職場といえるでしょう。
新卒や未経験でも入りやすい
外傷の施術経験が積める
同業者が多く、スキルアップがしやすい
激務・長時間労働の職場も多い
保険請求業務や売上ノルマが発生することも

②自費型整体院・トレーニング施設|自由な施術ができる職場
保険に縛られず、オリジナルの施術スタイルを提供したい人に人気なのがこの職場。
美容整体や姿勢改善、パーソナルトレーニングなどを組み合わせた施設も増加中です。
自由度が高いぶん、手技や接客のスキルに磨きをかける必要がありますが、
自分の「売り」が明確になると収入やリピート率も大きく伸びます。
開業志向や、施術の幅を広げたい柔道整復師にぴったりな選択肢です。
保険に縛られず、自由な技術を提供できる
リピート獲得力やマーケティングも学べる
収入アップの可能性が高い
技術や接客に高いレベルが求められる
結果が出せないと評価されづらい
③スポーツ現場(チームトレーナー・アスリートサポート)
スポーツに関わる情熱を仕事にできる、やりがいの大きい職場です。
ケガの応急処置やリハビリ指導だけでなく、身体の使い方や筋力トレーニングの指導も。
アスリートの成長やパフォーマンス向上に直接貢献できるやりがいがあります。
一方で、試合スケジュールに合わせた勤務や遠征もあり、体力は必要。
現場の臨場感が好きな柔道整復師にとっては、理想のフィールドです。
アスリートと密接に関われる
成果が目に見えてわかりやすい
柔道整復師の知識を活かせる場面が多い
競技シーズンに合わせた勤務で不規則な生活に
非常勤や業務委託が多く、収入は不安定なことも

④福祉施設・デイサービス|機能訓練指導員として勤務
高齢化社会のニーズに応え、介護施設での機能訓練指導員としての働き方が広がっています。
ケガの施術というよりは、日常生活を送るための筋力維持や可動域改善がメイン業務。
体力的な負担も比較的少なく、土日休みや定時退社も可能な職場が多いです。
利用者さんとの会話や信頼関係が重要になるため、コミュニケーション力も磨かれます。
「人の生活を支える医療職」として、やさしさが活きる職場です。
残業少なめ・土日休みも取りやすい
コミュニケーション重視の穏やかな職場も多い
医療現場よりゆったりしたペース
外傷の施術経験はあまり積めない
介護記録や書類業務も多い
⑤美容・リラクゼーション業界|柔整×美容の新分野
美容整体や小顔矯正など、美容分野で活躍する柔道整復師が増加しています。
施術内容は資格を使わないものが中心ですが、姿勢矯正や筋膜リリースなどとの親和性が高く、
女性施術者が多く活躍しているのも特徴です。
サロンの内装や接客も重視されるため、美容やサービス業が好きな人におすすめ。
施術×エンタメ要素を組み合わせる新しい価値の発信源として注目されています。
女性施術者の活躍が目立つ分野
手技・接客のスキルで差がつきやすい
サロン勤務はおしゃれな環境も多い
柔道整復師の資格を使わない施術が中心
保険適用がないため施術料の価値が問われる

⑥訪問施術(在宅・個人宅への出張)
自宅や介護施設などを訪問し、利用者一人ひとりに寄り添った施術を行う働き方です。
高齢者や障がいを持つ方のリハビリや痛みケアが中心で、地域密着型の医療として注目されています。
訪問スケジュールや施術内容の裁量が大きく、柔道整復師自身の判断力も試されます。
一人での移動・対応が基本なので、独立志向や自由な働き方を目指す人に向いています。
車移動が必要な場合も多く、地域によっては運転スキルも必須となります。
患者さんとじっくり向き合える
独立志向の方にも向いている
訪問看護・訪問介護事業所と提携するケースも
車の運転が必要なことが多い
一人での判断・対応力が問われる
⑦教育機関・企業(講師・アドバイザーなど)
専門学校での教員や、企業での健康アドバイザー・研修講師といった道もあります。
現場経験を積んだ後、後進の育成や一般人向けの健康啓発に携わる立場です。
安定した収入・休日制度が整っているところも多く、長期的なキャリア形成に適しています。
プレゼン能力や資料作成スキルなど、教育的なアウトプット力が求められますが、
「教えることが好き」「伝えることが得意」な方には天職になる可能性があります。
専門性を活かし、育成や教育に関われる
安定収入・福利厚生があることも
将来的に管理職やマネジメントも視野に入る
現場感覚が薄れがち
求人数はやや限られる
「働く場所=人生の形」だから、納得できる選択をしよう
柔道整復師の資格は、使い方次第であなたの人生を大きく広げてくれます。
同じ資格でも、「どこで・どう働くか」で、やりがいも、働き方も、収入も全く違ってきます。
だからこそ、職場選びは妥協せず、「今の自分に合う場所」からスタートすることが大切です。
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まとめ:柔道整復師はもっと自由に働ける時代へ
「柔道整復師=整骨院勤務」という時代は終わり、今は自分の個性や価値観に合わせて働く場所を選べる時代です。
選択肢を知ることで、あなたのキャリアはもっと自由になります。
そして、将来への不安も“希望”に変わっていきます。
あなたの一歩が、人生を変えるかもしれません。