「AI 整体師って本当に来るの?」整体業界でも始まるテクノロジーの波
近年、AI技術は凄まじいスピードで発展し、私たちの生活を大きく変えています。ChatGPTのように人間のような会話ができるAI、画像生成AIで作られるリアルなイラストや写真、飲食店や空港で当たり前になったロボット接客。これらはほんの数年前にはSFのように思われていたものでした。
この変化は、医療や整体といった「人の身体に直接触れる仕事」にまで影響を及ぼし始めています。
一見すると
と考えられてきましたが、実際には AI 整体師 と呼べるような存在がすでに登場し始めています。
AIが姿勢や動作を解析するアプリ
ロボットアームによる自動マッサージ装置
スマホ診断でセルフ整体を提案するツール
これらはまだ完全な整体師の代替にはなっていませんが、確実に業界を揺さぶっています。
では果たして、このまま進むと本当に「AI 整体師」が人間の仕事を奪うのでしょうか?それとも人間にしかできない領域が残されるのでしょうか?

すでに始まっている「AI 整体師」の取り組み
● AI姿勢分析・動作解析ツール
今やスポーツジムや整体院では、AIによる姿勢分析ツールが珍しくなくなってきました。患者が立ったり歩いたりする様子をカメラで撮影し、AIが骨格の傾き・動作の癖・左右のバランスを瞬時に数値化します。従来であれば施術者が経験に基づいて「肩が下がっている」「骨盤が傾いている」と口頭で伝えていた部分が、AIなら数秒でグラフや画像として“見える化”されるのです。
● マッサージロボットの開発
中国や韓国ではすでに、AIを搭載したマッサージロボットが実用化されています。人間の手のようなロボットアームがツボを押し、筋肉の硬さに応じて自動で圧を調整。施術する部位をセンサーで認識し、最適な刺激を与える仕組みです。さらに、全身を自動でマッサージできるベッド型の機械も登場しています。家庭用として販売されているものもあり、「自宅にAI 整体師がいる」という未来がすぐそこまで来ています。
● オンラインAI施術アドバイス
アプリに
「腰が痛い」
「肩がこる」
と入力すると、AIがおすすめのストレッチやセルフ整体法を提案してくれるサービスも登場しました。さらに
「これは整体ではなく整形外科を受診すべき」
という判断を下す機能も備わっています。
従来であれば、こうした初期対応は整体師や柔道整復師の役割でした。しかし、AIによるアドバイスが普及すれば、「来院しなくても不調を解決できる」という未来が現実味を帯びてきます。

AIで代替されやすい整体師の業務とは?
AIが得意なのは「ルールが明確」かつ「繰り返し可能」な仕事です。
整体師や柔道整復師の仕事の中でも、次のような領域はAI 整体師に置き換わりやすいと考えられます。
単純な圧迫や揉みほぐし
例えば「決まった部位を一定のリズムで押す」「同じ強さで揉みほぐす」といったリラクゼーション中心の施術は、すでにマッサージチェアやロボットがかなりの精度で再現しています。空港や商業施設で導入されている最新型のマッサージチェアを体験した方なら、人間の手とほとんど変わらない感覚に驚いた経験があるかもしれません。
姿勢・動作の定量評価
患者の立ち姿や歩行を見て「肩が前に出ている」「骨盤が歪んでいる」と感覚的に伝えるのは、従来は施術者の役割でした。しかしAIによる姿勢分析は、数値や3Dモデルで歪みや筋肉のバランスを示すことができ、客観的で説得力があります。患者にとっても「人の主観」より「AIの客観データ」の方が納得しやすく、信頼されやすいのです。
予約・受付・会計などの接客業務
整体院や整骨院で行われている予約の受付、来院時のチェックイン、会計処理といった業務は、すでにオンライン予約システムや自動精算機によって効率化が進んでいます。患者側にとっても「待ち時間がない」「キャッシュレスで便利」というメリットがあるため、今後も導入が拡大していくでしょう。

それでもAI 整体師にできないこと
一方で、人間にしかできない領域も確実に存在します。AI 整体師が進化しても、以下の要素は人間の強みとして残ります。
1. 施術中の“感覚”による判断
例えば「今日は昨日より筋肉が硬い」「少し腫れがある」といった細かい違いを捉える力は、何千回もの施術経験に裏打ちされた人間特有の能力です。AI 整体師には、こうした直感的かつ総合的な判断力は再現できません。
2. 心理面へのアプローチ
患者さんが
「今日は仕事でストレスが多くて」
と打ち明けたとき、それを受け止め共感しながら施術に取り入れられるのは人間ならではの対応です。AI 整体師は質問に答えることはできても「気持ちに寄り添う」ことは苦手であり、ここが施術者として大きな差を生む部分です。
3. 信頼関係の構築
施術技術だけでなく、笑顔、会話、細かな気配りが積み重なり、「信頼」という無形の価値を生み出します。信頼関係が深まることで治療効果も高まり、患者の生活習慣改善にもつながります。これこそが、人間にしかできない最大の武器であり、AI 整体師が決して真似できない領域なのです。

20代整体師・柔道整復師が意識すべき3つのキャリア戦略
特に20代の若手は、以下の3点を意識するとキャリアが広がります。
✅ ① コミュニケーション力
AIはデータを示すことは得意ですが、人の感情に寄り添うことは苦手です。
患者さんの本音を引き出し、不安や希望を受け止めながら施術に反映できる力は人間ならでは。例えば「最近眠れていない」といった小さな一言を聞き逃さず、施術や生活アドバイスに取り入れることができれば、患者にとってかけがえのない存在になれます。
✅ ② 自費診療やマーケティング知識
AIに代替されやすいのは「安くて定型的な施術」。
逆に「高単価でも選ばれる施術者」になるには、自費診療の知識と集客・マーケティング力が必須です。例えばSNSで情報発信をして指名を増やす、独自メニューを作りブランディングするなど、人間だからこそできる戦略が重要になります。AI 整体師が登場しても「あなたにお願いしたい」と言われる存在になれるのです。
✅ ③ 分野特化(スポーツ・美容・自律神経など)
「何でもできます」という施術者は、いずれAIに代替されてしまう可能性があります。
スポーツ障害に強い、美容鍼灸が得意、自律神経の乱れを整える施術ができる
といった専門性を持つことで、「この分野ならあなたに」と指名されるようになります。専門特化はキャリアを長期的に守る最強の戦略であり、20代から準備しておくことで未来の可能性は大きく広がります。

まとめ:「AI 整体師」の時代でも人間の価値はなくならない
そんな不安を抱く人は、キャリアアドバイザーに相談するのも一つの選択肢です。
AI 整体師が広がる未来だからこそ、人にしかできない寄り添い・癒し・信頼関係の構築が求められます。
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