就職活動・転職活動には必ず「面接」の機会がありますが、どのような服装で臨めば良いのか、迷ってしまいますよね。面接なのに服装なんて関係ありますか?と考えたことはありませんか?
しかし面接というのは、見た目も大切な評価項目になります。せっかく書類選考は通過したのに、面接時の服装で印象を落としたらそれだけで不合格になってしまうかもしれません。
「人を見た目で判断するなんてひどい……」と思うかもしれませんが、社会人として身だしなみは重要です。
例えば、患者様との接点がメインとなる柔道整復師の仕事の場合は、見た目や身だしなみは大切な点となります。
身だしなみを整えることは相手へのマナーの1つなので、その配慮ができるかどうかを面接官はしっかりと見ています。
そこで今回は柔道整復師を例に、面接時にふさわしい服装について解説します。就職活動・転職活動を成功させるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
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合否の分かれ道! 面接では第一印象・服装に気をつけよう
服装は第一印象を決める重要なポイント。服装次第で合否が変わってしまうことだってあるのです。
柔道整復師の中には「面接時の服装なんて自由で大丈夫」「仕事でスーツなんて着ないから、面接時も必要ない」と考えている人も少なくありません。この「服装なんて関係ないはずだ!」という考えは面接ではNGです。
たしかに、柔道整復師としての手技や経験、スキルで評価されるのは大前提ですが、患者さんと接するいわば接客業の一種といえる職業です。そのため、見た目の印象を大きく左右する「服装」は重要なポイントになるでしょう。
また、採用担当者としては服装を見て「最低限の社会常識やモラルはあるか」の判断材料にするため、服装にも気をつかう必要があります。
オシャレより清潔感のある服装を! 面接はスーツが基本
身だしなみに気をつかうといっても、オシャレに着飾ることではありません。異性とのデートならアクセサリーをつけたり、流行のファッションに身を包んだりして見た目を良くしようとしますが、面接時の身だしなみのポイントは全く別物です。
柔道整復師の面接ではスーツの着用が基本だと覚えておきましょう。
男性ならネクタイを締め、ジャケットを着用する必要があります。
面接時は清潔感を心がけることが大切なので、髭が伸びていたり、髪がボサボサだったりする場合には、しっかり整えておきましょう。面接時にこのような身だしなみなら、普段もきっと同じかもっと酷いと思われてしまいます。
「私服でお越しください」に注意!
面接日程の連絡が来たとき、「私服でお越しください」と言われる場合があります。
しかし、言葉通りに受け止めてしまい、本当に普段着ている私服で面接に臨むのはNGです。
Tシャツや短パン、サンダルで面接に行くことは完全にNGなので気をつけてください。「そんな人いますか?」と柔道整復師も感じると思いますが、「私服と言われたし、服装なんかで評価されないよね。」とポジティブに考えすぎてしまう人もいます。
もし私服でと言われたら、オフィスカジュアルにしましょう。オフィスカジュアルの定義は明確に決まっていませんが、スーツよりはフォーマルでない服装のことです。相手に不快感を与えない程度の服装であることがポイントです。
男性なら襟のあるワイシャツやテーラードジャケット、カジュアルすぎないチノパンやスラックスが良いでしょう。
女性なら、カーディガンやテーラードジャケット、膝丈のスカートやアンクル丈のパンツがおすすめです。
不安を覚えるのであればやはりスーツを着る事を勧めますし、最低限ジャケットは必ず着るようにしましょう。
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【男性編】面接を合格へ導くための服装は?
では、具体的にどのような服装で面接に臨めば良いのか、男性のケースをご紹介します。服装だけでなく、髪型やシャツの色なども詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
面接時の服装・スーツのポイント【男性編】
男性の場合、面接時のスーツの色は黒・紺・グレーが基本です。上下セットアップのスーツであることはもちろんですが、ダブルのジャケットは避けましょう。面接は服装で個性を出す場ではありませんので、失敗しない服装、つまり無難な色の方が良いと言えます。
男性の場合、シャツは白・ネクタイはスーツに合わせよう
スーツの場合、ワイシャツの色は「白」が基本です。ボタンダウンのシャツや、カラーのワイシャツは避けたほうが良いでしょう。
オフィスカジュアルの場合は、カラーシャツでもOKですが、濃い色ではなく、淡いブルーや薄めのグレー、オフホワイトくらいが無難です。
また、ジャケットから見えないからといって、ワイシャツのサイズが合っていないのは印象があまり良くありません。ジャケットからワイシャツの袖が少し見える程度のジャストサイズのワイシャツを着用しましょう。至極稀ではありますが、真っ黒なシャツや、真っ赤なシャツを着てくる方もいますが、もちろんこれもNGです。面接はパーティーではないので改めて服装は意識するようにしてください。
ネクタイに関しては、スーツの色と合わせるのがおすすめです。派手な柄や色は避け、柄物なら2色タイプのストライプか水玉模様が無難です。無地ならば問題ないでしょう。
靴下は紺・グレー・黒、靴は黒の革靴で、カバンはビジネスバッグがおススメ
靴下はあまり見えませんが、採用担当者は意外と細かいところまで見ています。靴下の色は紺・グレー・黒の無地が良いでしょう。
靴は革靴が基本で、色は黒がベストです。濃い茶色でもOKですが、デザインによってはカジュアルに見えてしまうので気をつけてください。つま先尖っているタイプは避け、ノーマルなタイプの革靴にしましょう。
カバンは、皮製品のビジネスバッグで、A4サイズの書類(履歴書など)が入る大きさがベストです。カバンの色は、黒が基本です。濃い茶色や紺でもOKですが、デザインによってはカジュアルに見えてしまうので気をつけましょう。
短髪の黒が鉄板。髪型も整えて、準備万端で挑もう!
髪型は顔とセットで見られているので、とても目立ちます。ベストなのは「短髪」で、髪色は黒です。多少はカラーが入っていても良いですが、室内では黒髪に見える程度の色味にしておいてください。施設によっては髪の色はかなりこだわるので、不安があれば黒く染める事をお勧めいたします。
ワックスやムースなどで整えることは大切ですが、ツンツンヘアや無造作ヘア、ウェットヘアなどはNGです。ナチュラルで清潔感のある髪型を心がけましょう。
最低限の身だしなみとして、髭は必ず剃っておいてください。
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【女性編】面接を合格へ導くための服装は?
女性は面接にどのような服装で臨めば良いのかご紹介します。
服装のほか、髪型やメイク、靴やカバンなど小物類のポイントも見ていきましょう。
面接時の服装・スーツのポイント【女性編】
女性の場合も、面接時のスーツの色は黒・紺・グレーが基本です。上下セットアップのスーツであることはもちろん、やはりダブルのジャケットは避けたほうが良いでしょう。
女性のシャツは白、カットソー・ブラウスでもOK!
女性がスーツを着用する場合、シャツの色は「白」が基本です。第一ボタンまでしっかり留めておきましょう。
オフィスカジュアルの場合は、女性ならカットソーやブラウスでもOKです。柄物ではなく、無地のトップスで淡い色や黒を選びましょう。リボンなどの装飾がついているデザインも、なるべく避けたほうが無難です。胸元が開きすぎていないか、露出が多すぎないか、もチェックしてください。
カーディガンやテーラードジャケットを羽織ってもOKですが、できるだけカジュアルになりすぎないデザインであることが重要です。ざっくりと着るタイプではなく、前のボタンを閉められるタイプにしましょう。服装とあわせて気を付けるべきは香水です。おしゃれを楽しみたい気持ちからせめて香水くらいと思ってしまいますが、香水をつける事はお勧めしません。
女性のボトムスはスカートが無難か
スーツの場合、女性はスカートでもパンツでもOKですが、できればスカートのほうが無難です。スカートの場合は、立った状態で膝がちょうど隠れるくらい、座ったときに膝が見えるくらいの丈がベストです。
オフィスカジュアルの場合のボトムスは、タイトすぎないスカートがもっとも無難です。体のラインが出過ぎたり、スカートの丈が短すぎたりしないように配慮しましょう。膝がちょうど隠れるくらいの丈のスカートがベストです。できればフレアースカートは避けたほうが良いでしょう。
パンツスタイルの場合は、ストレートタイプかアンクル丈のきちんと感のあるパンツがおすすめです。ワイドパンツやカプリパンツなどは避けましょう。素材によってはカジュアルに見えてしまうので、綿素材ではなく、ポリエステルなどスーツと同じような素材のパンツがおすすめです。
パンプス・靴下・カバンのポイント
スカートを履く場合は、ストッキングを着用しましょう。肌色に近い自然な色がベストです。スーツの場合は、その上に靴下は履かないほうが良いでしょう。
オフィスカジュアルの場合は、黒のタイツでもOKですが、黒のストッキングはセクシーに見えてしまう場合もあるので避けたほうが良いでしょう。もちろん、カラータイツはNGです。
スーツでもオフィスカジュアルでも、女性の場合はパンプスを着用するのが基本です。色は黒を選ぶと良いでしょう。オフィスカジュアルでも、スニーカーはNGです。皮素材の無地のパンプスがベストです。また、ストラップのパンプスも避けましょう。
ヒールの高さは、3~5センチくらいのものがベストです。ヒールが細いピンヒールや、厚底のパンプスはNGなので気をつけましょう。
カバンは、黒やグレーなど、できるだけ黒に近い色のものがおすすめです。デザインは、カジュアルな綿素材ではなく、皮製品のカバンにしましょう。ブランド物のカバンでブランドロゴが多いものは印象としては良くないので、極力シンプルな無地タイプのカバンにしましょう。
手で持つタイプのカバンでも、肩から掛けるタイプのカバンでもOKですが、ストラップが長すぎないものがベストです。A4サイズの書類が入る大きさのものを選びましょう。
女性の髪型は黒のストレートが鉄板
髪型は顔とセットで見られているので、女性の場合も細心の注意をはらっておく必要があります。髪色は黒が基本ですが、多少はカラーが入っていても、室内では黒髪に見える程度の色味が基本です。髪色に関しては社内の規定としてトーンを決めている所もある為に、明るすぎない髪色にしましょう。
可能であればパーマは落とし、できるだけストレートヘアにしておくと良いでしょう。
肩にかかるくらいの長さの髪はひとつ結びかシニヨンにし、肩より短い髪はきれいに整えておくことが大切です。おくれ毛がバラバラと出ているとだらしない印象になってしまうので、ムースやスプレーなどで固めるのもおすすめです。
前髪は、目にかからない長さにカットするか、長い場合は顔にかからないようにヘアピンなどで留めておきましょう。
メイクのポイント
女性の場合は、メイクにもポイントがあります。まず、面接にノーメイクで臨むのはNGです。ナチュラルメイクを心がけましょう。
アイメイクやチークは濃くなりすぎないように注意し、口紅は真っ赤ではなく、オレンジなど健康的に見える色がおすすめです。
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今までに何度も面接で不合格だった経験がある人は、もしかしたら服装に不合格になる要素があったのかもしれません。今回ご紹介した内容を参考にして、次こそ合格させましょう。
また、面接時の態度や質疑応答などに原因がある場合もあります。しかし、自分では何が悪いのか、なかなか気づけないものです。そんなとき、相談できる人がいれば心強いですよね。
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