【実態調査】柔道整復師の1日のスケジュールは?【2023年調査】

1日のスケジュール
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柔道整復師を志している方にとって、1日のスケジュールがどのようなものかは非常に気になるところかと思います。
初めて柔道整復師として働くのであればなおさらスケジュールは気になりますし、他の柔道整復師はどのような働き方をしているのか気になりますよね?スケジュールを知る前に、柔道整復師の特徴や仕事内容を知っておくと仕事の流れがより理解しやすくなりますので、まずは具体的な内容についてご紹介していきます。

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目次

柔道整復師はどんな仕事?

柔道整復師とは、理学療法士や作業療法士と並んで、代替医療の分野で活躍できる医療系国家資格です。現場での働きがやりがいのある仕事であり、さらに経験を積んでいくと、ゆくゆくは独立開業ができることも大きな魅力の一つで、経営に成功すれば年収1,000万円超えも狙えるといわれている人気の職業です。もちろん成功の為には沢山の超えるべき壁もあるので開業に興味がある柔道整復師はこちらの記事もご覧ください。

柔道整復師はどんな職場で求められているの?

柔道整復師の働き口は様々ありますが、最もメジャーなのは町の整骨院や整体院でしょう。
身体が辛い時は、近場で整骨院やマッサージ院を探す人が多いかと思います。
主に身体の表面を揉む、押す、叩くといった施術を提供して血流やリンパの流れを促進するマッサージ院に対して、整骨院ではより治療のイメージに近い施術を提供します。

捻挫や打撲、骨折、脱臼などのケガの治療のほか、運動療法、運動指導など、整骨院で行う施術内容は多岐に渡ります。骨折や脱臼を元の位置に戻したり、包帯やテーピングで固定したりするなど、ケガの発生から治癒まで全てに関わることができ、さらにストレッチやトレーニングなどでのリハビリテーションの指導により、薬を使わず患者の自然治癒力を最大限に生かしたアプローチで回復へ導きます。

コミュニケーションが重要。やりがいも感じやすいが、苦痛に感じることも?

接骨院に来る患者様は、腰痛や肩こりなど慢性的な疾患を抱えている方が多く、またご近所に住まれている方がほとんどです。長期的に通院するうちに顔なじみになり、施術に関する話題だけでなく世間話をするなど、近しい間柄になることも多いようです。
「身体がつらくて困っていたので助かりました」
「まともに仕事も出来ない状態だったのが、嘘みたいに楽になりました」など感謝の言葉を直接聞くことができると、大きなやりがいを感じるといいます。このように地域に寄り添い、患者様とも近い距離感で接することができるのが、整骨院で働くことの1番の魅力だといえます。

しかし逆に言えば、人見知りだったり、話すことが苦手だったりする人は、その点で難しさを感じることがあるかもしれません。柔道整復師としての技術が高ければ良いというものではなく、接客業としてコミュニケーション能力も重要となります。

そして多くの柔道整復師が密かに頭を悩ませているのが、スタッフ間でのコミュニケーションです。整骨院では、お客様の症状や特徴などの情報を共有して協力し合うことが必要なため、協調性や柔軟性が非常に重要です。柔道整復師にとってコミュニケーションは、良くも悪くも切っても切り離せないものであり、持ち合わせているとこの上なく心強いスキルだと言えます。

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柔道整復師はどのような施設で働けるのですか?

先ほど柔道整復師の働き口は様々あるとお伝えしましたが、具体的には、整骨院の他に病院の整形外科やクリニック、介護福祉施設、スポーツジムなどがあります。この中でも、特に人気の高い“病院の整形外科”と“介護福祉施設”の仕事内容について紹介していきます。

病院の整形外科の場合は?

病院の整形外科で働く場合は、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・診療放射線技師など、他の職種の人も一緒に働く職場で、多様なスキルを持った人たちと働くことができます。その中で柔道整復師は、骨折、脱臼、打撲・捻挫を含めた外傷全般の治療を行うため、柔道整復師としての知識や技術を活かして働くことが可能です。病院によって詳細な仕事内容はそれぞれ異なりますが、主に機能訓練や骨折からの整復、ギブスの作成及び装着、テーピングなどが、整形外科で働く柔道整復師の業務になります。

土日祝日も営業している整骨院とは違い、病院はシフト制を採用しているところが多いので、勤務時間もきっちりと決められています。例えばスケジュールの観点で伝えるなら、朝8時半から勤務を開始する場合、だいたい19時頃には退勤できます。もちろん、病院やシフトの組み方によっても変動しますが、トータルの勤務時間は整骨院・接骨院に比べると短めですし、シフト制なので残業も基本的にほとんどありません。勤務時間が短い分、プライベートの時間も確保しやすいので、生活を充実させやすいと言えます。

介護福祉施設の場合は?

柔道整復師が介護福祉施設で働く場合は、「機能訓練指導員」として働くことになります。「機能訓練指導員」とは、デイサービスなどの介護施設で、筋力の低下予防や健康維持を目的とした回復訓練や機能訓練、ストレッチの指導、痛みの緩和を目的としたマッサージ、レクリエーションなどを実施する職業のことをいいます。

実際には、「機能訓練指導員」という名前の資格があるわけではありません。看護師または准看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、はり師・きゅう師といった医療系国家資格のいずれかを取得している人が、機能訓練指導員として働くことができます。

具体的な機能訓練指導員の仕事は、怪我や病気、加齢などで援助が必要になった方にリハビリや機能訓練を行い、自立した生活を送れるように支援することです。機能訓練指導員の活動は、医師の管理下で行われるリハビリとは違い、介護支援専門員が作成するケアプランに基づいて行われます。高齢化社会の中で、要介護者を少しでも減らせるよう、医師の助言や他の業種の意見を取り入れながら、適切な機能訓練サービスを提供していく必要があります。

機能訓練指導員は、特別養護老人ホームやデイサービスセンターなどの介護施設において、必ず一人以上配置をする決まりとなっています。介護施設のような人材不足が慢性化している介護分野において、特に需要の高い職種であるといえます。

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柔道整復師の1日のスケジュールは?

では、ここまでご紹介してきた①整骨院・整体院、②病院の整形外科、③介護福祉施設で働く場合のタイムスケジュールを詳しく見ていきましょう(株式会社サニタス調べ)。

整骨院・整体院でのタイムスケジュール例

*8:20 出勤
出勤したら、まずは院内の清掃を行います。その後、スタッフ全員とミーティングを行い、その日来院予定の患者様のカルテを確認して、情報共有をします。
*9:00 診療開始
午前の診療を開始します。基本的には予約して来院した患者様から順番に診察します。
*12:00 午前の診療終了
お昼休憩に入ります。ここで一度院内の掃除をしたり、いまの時期であれば消毒をしたりします。休憩時間は多くの整体院・整骨院で2時間程度確保されています。
*15:00 診療再開
午後の診療を開始します。午前中と同様に、予約して来院した患者様から順に診察します。
*19:00 診療終了
診察終了は19時と決めていても患者様がいれば残業になりピッタリ終わる事は少ないと考えたいただいた方が良いです。診察終了後は、その日に診察した患者のカルテをチェックしたり、内容を共有するためミーティングをしたりします。帰宅時間は20:00〜21:00になることが多いです。診察終了が20時の所も少なくない為に帰宅時間がさらに遅くなるケースもあります。

病院の整形外科でのタイムスケジュール例

*8:30 出勤
接骨院や整骨院勤務と同様に、患者様のカルテをチェックしたり、その日に来院する患者様の情報を医師と共有をしたりします。
*9:00 診療開始
病院の診療開始時間と同時に、患者が来院します。基本的には、まず医師が診察を行い、医師の指示に従ってその後柔道整復師がリハビリ室などで施術をします。
*12:00 休憩
午前の診療が終了します。整骨院と同様、2〜3時間の空き時間があることが多いです。
*13:30 見回りや勉強会
柔道整復師といえど病院で働く一員なので、病院内の見回りをすることもあります。また、さまざまな症例について勉強会が開かれる病院もあるので参加したり、施術の練習の指導などを行ったりします。
*15:00 診療開始
午後の診療を再開します。
*19:00 診療終了
その日のカルテの記入や処理といった事務作業を行います。しかし、基本的には残業はないので、19:00〜19:30頃に退勤することがほとんどです。

介護福祉施設でのタイムスケジュール例

*8:00 出勤
送迎に出発する前に、その日のトレーニング内容を確認したり、患者様に関する情報共有をしたりします。
*8:30 利用者の送迎
利用者の自宅にお迎えにあがります。柔道整復師が運転をする施設も多いです。
*9:00 バイタルチェック・入浴
その日の体調を確認したり、入浴のサポートをしたりします。
*10:00 機能訓練
運動療法・手技療法・物理療法などによる施術を行い、リハビリ運動の手助けをします。
*11:00 レクリエーション活動
グループ体操や歩行訓練などを行い、体を動かします。
*12:00 昼食
利用者の方と一緒に食事を取ります。中休みなどはありません。
*13:00 入浴
午前に入浴したのが女性だった場合、この時間は男性の入浴時間になります。
*14:00 作業的活動
手芸、園芸、折り紙などの作業的活動の補助を行います。
*15:00 ティータイム
利用者の方と一緒にお茶をします。日常会話などをして、コミュニケーションを深めます。
*16:00 グループ体操
無理なく、楽しめる体操をグループで行います。もちろん、一人一人の体調に合わせて細かい調整をすることもあります。
*16:30 バイタルチェック
1日の終わりには再度バイタルチェックを行い、利用者の身体状態を確認します。
*17:00 利用者の送迎
利用時間が終了したら、ご自宅まで送迎をします。
*17:30 退勤
勤務時間は整骨院や整形外科よりも早く終業する傾向があり、夜は自分の時間も確保しやすいことが利点です。

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あくまで柔道整復師の施設形態毎での働き方の一例になります。様々な働き先でのスケジュールを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?「自分はもっと残業が多いな…」と感じた方もいるでしょう。

今この記事を見ている方は、就職活動や転職活動を考えていて、“それぞれの働き先がどんなタイムスケジュールか知りたい!”と思い見てくださった方がほとんどでしょう。「スケジュールの違いはわかったけど、実際に残業がすくない施設で働く事は出来るのかな?そんな求人をどうやって探せばいいんだろう?」「自分に合っている施設形態って何だろう?」と悩むこともあるでしょう。求人探して悩んでいる柔道整復師は、まずはWELLジョブに登録をしてください! 施設形態から、どんな企業があなたに合うかまで、様々な角度からあなたをサポートします。一緒に、あなたにとって最高の職場を見つけましょう。

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