現在、柔道整復師として働いている人の中には、休日が少ないと感じている人も多いのではないでしょうか。転職して働いている方の中には「求人票でみた休日数と乖離がある気がする。」と感じている方もいるでしょう。
年間休日数が120日以上の一般職の求人が多い中、一般的な職種に比べると、柔道整復師の休日は少ないと言われています。
柔道整復師は体力勝負の仕事であるうえ、勤務時間も長いケースが多いですよね。そのため、休日をしっかり取れる職場でなければ元気に働き続けることがむずかしくなるでしょう。またプライベートとのバランスを考えれば、休日数というのは柔道整復師の為の人生設計の中でも大切な要素になります。
これからも柔道整復師として長く元気に働いていくためには、お休みをしっかり取れる治療院を探すことが大切です。
そこで今回は、柔道整復師の休日事情について詳しくご紹介します。他の柔道整復師はどのような勤務状況で働いているのか、休みはしっかり取れているのか、など気になる情報が満載です。
また、週休2日の求人の探し方もご紹介しているので、転職を考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
柔道整復師は休みが少ない?休日事情をこっそり教えます!
多くの柔道整復師は、「休みが少ない」と感じています。勤務先によって休日数は異なるものの、どこの職場でも似たような勤務状況であることが多いです。
そのため、転職したからといって休日が増えると思っている柔道整復師は少ないでしょう。しかし、他の柔道整復師がどのような勤務状況で働いているのかは気になるはずです。「もしかしたら他の柔道整復師は年間休日数が自分よりも多いのでは!?」と考えたこともあるでしょう。
ここでは、柔道整復師の休日事情をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
柔道整復師の勤務先は土日も診療しているケースが多い
柔道整復師として働いている人の多くは、週休1~2日が一般的です。週休2日なら問題ありませんが、週休1日の週もあるため休みが少ないと感じてしまうのです。
その理由として、柔道整復師のおもな勤務先である「整骨院」や「接骨院」は、土日も診療をしているところが多いことが考えられます。
そのため、土日に休めない柔道整復師は多いでしょう。また、デイサービスなどの介護施設でも、土日祝日が勤務になるケースもあります。
年間休日数が70~90日の柔道整復師も多い
柔道整復師は医療関係の職種でありながら、サービス業のような勤務形態であることも少なくありません。飲食や販売などのサービス業は休日数が少ないことで有名な業種ですが、柔道整復師も年間休日が70~90日程度であることが多いようです。
これは一般的に見て少ないため、実際に休日が少ないと感じている柔道整復師が多いのです。以上の理由から、決してあなただけが変わった働き方をしているわけではないといえます。
【柔道整復師の有給休暇の取得状況】夏休み・冬休みなど長期休暇は取れる?
では、柔道整復師の有給休暇の取得状況はどのようになっているのでしょうか?
普段の休日が少なくても、有給休暇を取得しやすかったり、夏休みや冬休みなどの長期休暇をしっかり取れたりすれば、働きやすい環境であるといえますよね。旅行に行きたい、家族との時間を取りたいと考えれば、長期休暇や有給休暇は柔道整復師にとっても大切な要素になります。
ここでは、柔道整復師の有給休暇や長期休暇について解説していきます。
柔道整復師は有給休暇を取りづらい
正社員として働いている柔道整復師には、もちろん有給休暇があります。しかし、残念ながら多くの治療院では、「有給休暇を取りづらい」という現状があるようです。
本来であれば、労働者が有給休暇を申し出た場合、取得する権利があります。事業者が有給休暇の取得を拒否することはできないため、自由に取得できるはずなのです。
しかし、勤務先が忙しい時期に休むことは言い出しづらく、事業者や同僚に嫌な顔をされるのを気にする人も多いでしょう。また勤務している柔道整復師も少ない為に、自分が休むことによって周りに迷惑をかけたり、仕事の負担が増えてしまう事も有休が取りにくい理由と言えます。これは柔道整復師に限ったことではありませんが、有給休暇を持っていても消化できない人が多いのです。
勤務先が年中無休の場合は長期休暇を取りづらい
柔道整復師の勤務先の中には、年中無休の施設も少なくなりません。たとえば、スポーツジムの場合には、土日はもちろん営業していますし、年末年始も休まず営業している場合も多いです。また、接骨院や整骨院でも年中無休の施設があります。サービス業に近い業態と考えれば、競合他社が休んでいる時に自分たちが働いていれば、お客さんが来る可能性が高いのです。
年中無休の施設はシフト制を導入している場合も多く、交代で休みが取れるものの、必然的に長期休暇は取りづらい環境となります。もしも社員数が少なければなおさらです。そのため、休みたい日に休めるとは限らず、他の人とシフトを調整しなければいけません。
とくに大型連休のときは、みんなが休みを希望するため、自分が休みを取りたくても取れない場合も多いでしょう。
実は長期休暇を取れる法人もある
有給休暇を取りづらいと感じている柔道整復師が多い一方で、実際に長期休暇を取り、旅行に行けるような制度の整った法人に勤務している人もいます。年間休日数が少なく働いている方からしてみれば「本当にこの業界でそんな事ありますか?」と感じますよね。
柔道整復師は年間休日70~90日前後の人が多いですが、中には、年間休日が120日を超えるような勤務先で働いている柔道整復師もいます。120日まではいかなくても、最近では年間休日数が100日以上の治療院は増えているようです。
「どうせ転職しても休みが増えるわけじゃない」とあきらめず、休日をしっかり取れる勤務先を探してみましょう。求人を探す際は、給料やインセンティブだけでなく、休日数をしっかりと確認することが大切です。休日数が理由で転職を考えている柔道整復師の方はWELLジョブにお問合せ頂ければ、年間休日数の多い求人を紹介する事が可能です。
有給休暇の取得が義務化されたことにより、休日数は増えている
近年の働き方改革により、有給休暇の取り方についても見直されています。2019年4月から、年5日の有給休暇の取得が義務化されました。
厚生労働省によると、「年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対して、年5日については使用者が時季を指定して取得させることが義務化されました」とあります。
(厚生労働省|https://www.mhlw.go.jp/content/000463186.pdf)
柔道整復師に限らず、日本の企業では有給休暇を取りづらい環境で働いている人が少なくありません。しかし、ワークライフバランスを保ち、健やかに労働するためには、正当な休日を取得する権利があります。
今までは「休日数が多い求人は何だか怪しい……」と思っていた人もいるかもしれません。しかし、これからはしっかりと休日数についても確認し、働きやすい転職先を見つけることが大切です。
人生の中で、仕事に費やす時間は長いので、自分が満足できる勤務先を見つけることは非常に重要といえるでしょう。
【柔道整復師の求人】週休2日と完全週休2日の違いとは?
柔道整復師が求人を探すとき、求人票の見方で失敗し、休日の少ない勤務先へ転職してしまうケースが多いです。実際に求人票に嘘はないのですが、認識の齟齬から入職してから「失敗した。」と感じてしまう柔道整復師の方も少なくありません。
求人票に記載された「休日」の項目をしっかりチェックしたはずなのに、実際に勤務してみると「求人票の記載よりも休日が少なかった」という場合もあります。これは、一体なぜなのでしょうか?
その大きな理由としては、「週休2日」と「完全週休2日」の違いを理解していなかったことが挙げられます。
ここでは、柔道整復師の求人で見落としがちな「週休2日」と「完全週休2日」の違いについて解説します。転職後に後悔しないためにも、しっかりと確認しておきましょう。
週休2日とは?
良くある勘違いとして、「週休2日」の認識を間違えてしまうことが挙げられます。週休2日とは、一週間に休みが2日あることを示しています。
しかし、気を付けなければいけないポイントがあります。週休2日とは1週間に2日休みがある事を意味しますが、毎週とは限らないのです。求人票に「週休2日」と記載されている場合は、月に1回でも週休2日の週があれば記載してOKというルールがあります。
それを毎週2日の休みがあると勘違いしてしまうと、転職後に「休みが少ない!」という失敗をしてしまうことになります。
完全週休2日とは?
では、「完全週休2日」とは、どのような意味なのでしょうか?
この場合は、「毎週2日の休みがある」という意味です。休日をしっかり確保したい人は、「完全週休2日」と記載された求人に応募するようにしましょう。
ただし、土日が休みになるとは限らないので、事前にしっかり確認することが大切です。土日も営業している施設の場合には、平日が休みになるケースが多いでしょう。
休日のチェック方法は「年間休日数」を見る
求人票に記載された「週休2日」や「完全週休2日」の記載をチェックすることも大切ですが、転職後に「休みが少ない!」と失敗しないために、必ずチェックしておくべきことがあります。
それは、「年間休日数」をチェックすることです。たとえ「週休2日」と書かれていても、年間休日数をチェックしなければ、年間休日数が100日に満たないケースもあるからです。
「週休2日だから休みも多そうだ!!いい職場を見つけた!」と思って意気揚々と入職しても、後から「こんなはずじゃなかった。週休2日ないじゃないですか…」と後悔しないためにも、ここだけはしっかりとチェックしておきましょう。
仕事が大好きで、バリバリ働いてスキルを上げたいと思っている人でも、休日をしっかり確保することは重要です。休養を取らなければ元気に働くことはできないので、年間休日数は必ずチェックしておいてください。
柔道整復師は面接時に休日数を要チェック!休みについて聞く時の注意点は?
柔道整復師が転職する際は、休日数をチェックすることが非常に重要です。その重要性については、すでに解説したとおりですが、面接で休日数を聞くと心象が悪くなるのが心配ですよね。
そのため、なかなか面接時に「印象が悪くなるかな?」と考え、年間休日数を聞くのはむずかしいと感じている人も多いでしょう。しかし、面接のときに聞かなければ、入職前に確認することができません。
では、上手に休日数を聞くためには、どうすれば良いのでしょうか?
①実際に働いている柔道整復師に聞く
これから転職しようとしている施設の休日事情を知るためには、その施設で実際に働いている柔道整復師に聞くのが一番確実です。
知り合いの伝手を頼って、その施設で働いている柔道整復師を紹介してもらうと良いでしょう。
しかし、現実的にはなかなかむずかしいですよね。その場合の秘策として、転職サービスを利用する方法があります。
②雇用条件を聞いてくれる転職サービスを利用する
転職希望者は、求人票でしか雇用条件を確認することができません。しかし、転職サービスを利用すれば、自分の代わりに転職先へ雇用条件の詳細を確認してくれます。そのため、転職者の強い味方になってくれるでしょう。
WELLジョブなら、休日に関して転職先に直接確認することが可能です。
自分では聞きづらい「給料」や「休日」などを勤務先に確認できるほか、給料の交渉なども代行できます。
自分1人で転職活動をするのが不安な人は、ぜひWELLジョブに登録してみてください。
休日数が多い柔道整復師の求人を探すコツ!
休日数が多い柔道整復師の求人を探すコツについては、すでに解説したとおり、「週休2日」や「完全週休2日」や「年間休日数」をチェックすることです。
しかし、現在の職場で働きながら転職活動をする場合、自分1人で探すのはなかなかむずかしいでしょう。また、転職がはじめての人は、そもそも求人票の見方にも慣れていないはずです。求人票を誤解してしまえば転職活動が失敗してしまう可能性も高いのです。
WELLジョブなら、転職先の休日数を確認することはもちろん、実際に働いている柔道整復師からリアルな勤務状況や休みについて聞くことができます。
採用担当者に直接確認することもできるので、入職してから「こんなはずではなかった」と後悔することは少ないでしょう。
柔道整復師の求人を探すなら、治療家に特化した転職サービスである「WELLジョブ」に登録してみてください。