【2023最新】履歴書作成のポイントは? NGポイントや例文を紹介

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「柔道整復師としてキャリアアップしたい!」
と思い、転職を検討している方もいるのではないでしょうか?
または、資格を取得して、これから柔道整復師として就職する人もいるかもしれません。転職や就職する際に、重要なポイントになるのが「履歴書」です。

「履歴書だけで判断されるような職場ってどうなの?」なんて考えていませんか?

採用担当者と最初にコンタクトを取るツールが「履歴書」、つまりあなたの第一印象にあたります。履歴書を軽く考えると想像以上に痛い思いをします。「喋りには自信があるから!」という人もいると思いますが、まずは書類選考を通過しなければ面接のステップに進むことはできないのです。

そこで今回は、柔道整復師の転職を事例として、履歴書の書き方について解説します。
特に、履歴書の中でも重要なポイントとなる「志望動機」や「自己PR」の例文もご紹介しますので、ぜひ参考にして転職・就職を成功させてください。

もし転職・就職でお悩みであれば、お気軽にこちらからお問い合わせください。

目次

履歴書はなぜ必要? 直筆・デジタル履歴書ってどうなの?

そもそも履歴書はなぜ必要なのでしょうか? 
ここでは、履歴書を準備する理由と心構えについて解説していきます。

法律で定められた「人事資料」作成には履歴書が必須!

履歴書の役割は「応募者の身元を証明するための資料」です。
応募した際に企業に提出した情報との整合性確認だけではなく、雇用の際には労働基準法で定められた労働者名簿の作成のためにも必要な書類となっています。

手書きの履歴書は一発勝負! デジタル利用については?

皆さんが不安に思う「柔道整復師の履歴書は直筆の方がよい? それともPCで作ったほうが良い?」という点について一般的な見解での回答をしたいと思います。

まずは履歴書を自筆で書く場合、直筆は印象が良くなるように思いますが、字が汚ければ逆に印象を下げてしまいます。
そのため、注意点としては気持ちを落ち着けて静かな場所できれいな字を意識して書くべきでしょう。
特に、失敗したときに修正ペンや修正テープを使用してはいけません。
二重線で消して、印鑑を押すのもNG。間違えたら、新しく書き直しましょう。
つまり自筆の履歴書は、一発勝負です。

一方のPCに関しては「他でも同じ履歴書を使っているのかな?」と思われてしまうケースがあるかもしれません。
ただ、PCで履歴書を作成すれば修正も容易に出来ますし、PCスキルも最低限あるのかな?という印象を与える事も出来ます。面接をしたい施設の雰囲気を考慮し履歴書を作成するのが最適ではありますが、近年では概ねPCで履歴書作成で問題はありません。

履歴書の基本ルール

履歴書を作成する際は、以下の基本ルールを守って書きましょう。

・黒のボールペンで書く(印刷の場合は黒一色)
・殴り書きではなく、丁寧に書く
(PCの場合は口調を丁寧語に統一)
・楷書ではっきりと書く
(丸文字など、崩したフォントは利用しない)
・略語を使わない
(H⇒平成、(株)⇒株式会社 など)

また、履歴書に印鑑を押す場合も多いですが、意外と失敗してしまうケースが多いので注意が必要です。
印鑑がかすれていたり一部が切れていたりするのはNGなので、一度練習してから押印しましょう。
きれいに押せなかったら、新しい履歴書に書き直したほうがよいでしょう。

裏技としては、まっさらな履歴書にまずは印鑑を押しましょう。
履歴書を全部書いた後、印鑑で失敗したら涙ながらに書き直さなければいけなくなります。

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顔写真は重要!印象が良くなる写真を準備しよう

履歴書を見たとき、真っ先に目に入るのが「写真」です。採用担当者は、まず「どんな人なのか」を判断するために顔写真を見ます。相手は「人を見極めるプロ」だと思い、心して写真撮影に臨まなければいけません。
もちろんスナップ写真・プリクラ等でとるのはNGです。最初に話したように「人事資料」なので証明写真を撮りましょう。髪型や髪色はもちろん、服装や表情などベストなものを使いましょう。

また、写真の裏面に名前を記載することも忘れずに。万が一剥がれた場合に、名前を記載しておくと担当者に親切です。

写真は必ず3ヶ月以内のものを用意する

スーパーや駅などにある「スピード写真」で証明写真を撮影する人がほとんどだと思います。しかし、一度の撮影で何枚も出てきますよね。余るともったいないので、以前の証明写真を使いまわしてしまう人もいるかもしれません。

しかし、写真は必ず3ヶ月以内に撮影したものを貼りましょう。面接時の印象が、証明写真とガラリと変わっていると、採用担当者に不信感を抱かせてしまいます。

また、髪型もできるだけ変えないようにすることをおすすめします。髪型を変えるだけで人の印象はずいぶん変わるため、髪を切る予定があるなら、証明写真を撮る前に切っておきましょう。

スーツ姿の写真を撮る

証明写真を撮る際は、普段着ではなくスーツ姿の写真を撮りましょう。職種によってはスーツ以外でもOKの場合もありますが、柔道整復師の転職ならスーツ姿の写真を撮ることをおすすめします。

ワイシャツの状態ではなく、必ずジャケットを着てください。面接時にジャケットなしで行く人はいないと思いますが、証明写真も同様です。

また、証明写真は背景が白・グレー・青の3パターンが多いため、白い服だと背景と同色化してしまうのでNGです。

髪型・表情も重要

写真を撮る際、髪型や表情も重要なポイントです。
それぞれ以下にポイントを記載しましたので、ぜひここでチェックしておきましょう。

【髪型のポイント】
・顔に髪がかからないようにする
・無造作ヘアやツンツンヘアなどはNG
・ルーズなゆるふわヘアもNG

【表情のポイント】
・笑いすぎはNG
・無表情はNG
・あごが上がったり、下がったりしないように注意
・女性の場合は、メイクが濃すぎるのはNG

髪が顔にかからないようにスッキリとまとめ、ほほ笑み程度の笑顔がベストです。

余裕があれば写真館で撮るのがおすすめ

「芸能事務所の宣材写真じゃないのに、写真館で撮影するなんて大げさすぎる」と思う人もいるかもしれません。しかし、最近では写真館で撮影する人も増えてきました。金額は高くなりますが、写真館で撮るメリットは多いです。

スピード写真では、撮り直しの回数が限られているため、失敗したときに困りますよね。写真館なら大量の写真を撮ってくれるため、その中から最高の1枚を選びだすことが可能です。

また、プロの撮影技術によって写真の映りも良くなります。スピード写真を貼った履歴書と、写真館で撮った写真を貼った履歴書を並べた場合、明らかに写真館で撮った写真の履歴書のほうが良く見えます。

そんな少しの差で書類選考に落ちたら、悔しいですよね。そうならないためにも、時間とお金に余裕があれば、写真館で撮影することをおすすめします。

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名前や住所などの「基本情報欄」の書き方

いよいよ本格的に履歴書を記入していきます。最初に名前や住所を記載する人も多いと思いますが、印鑑同様に「失敗しやすい項目」から書いていくのがおすすめです。そのため、基本情報欄は、最後に書くと良いでしょう。

ここでは、書く順番ではなく、それぞれの書き方についてご紹介していきます。

日付の書き方

基本的には「提出日」を記載します。履歴書を郵送する場合は、投函日を記載しましょう。直接、面接会場に持って行く場合は、面接日当日の日付を記載します。

また、和暦か西暦かを統一することも大切です。生年月日は西暦なのに、学歴は和暦など、表記がバラバラになることは避けてください。

名前・年齢の書き方

名前は、姓と名の間をあけて、わかりやすく記載しましょう。ふりがなを振る場合は、履歴書にひらがなで書かれているのか、カタカナで書かれているのかによって判断します。

「ふりがな」と書かれていればひらがなで、「フリガナ」と書かれていればカタカナで書きます。

年齢は「満何歳か」を記載します。履歴書の日付の時点で、何歳なのかを記載しましょう。

住所・電話番号の書き方

住所は省略せずに、都道府県名から記載します。郵便番号も忘れずに記入しましょう。マンション名も省略せずに、正確に記載します。

電話番号は、できれば自宅の固定電話がベストです。固定電話がない場合には、携帯電話の番号でも大丈夫です。日中に連絡がつきやすい電話番号はどれなのか、明記しておくと良いでしょう。

記入欄があれば、メールアドレスも記載します。メールの着信に気づきやすいアドレスを記載することが大切です。

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柔道整復師の学歴・職歴欄の書き方

基本情報欄の下に、学歴・職歴を記載する場所があります。学歴の欄には「入学年月」と「卒業年月」を記載するので、間違いのないようにあらかじめ調べておくことが大切です。続けて職歴も記載しますので、こちらも年月を調べておきましょう。

学歴の書き方

履歴書に「学歴・職歴」と一緒に書かれている場合には、一番上の行に「学歴」と記載します。
学歴は、高校・専門学校などの卒業から記載するのが一般的です。小学と中学は義務教育なので、記載する必要はありません。年の記載は、西暦か和暦のどちらかに統一します。

学校名は省略せずに、正式名称を記載します。

例)○○県立●●高等学校 卒業
⇒「高校」と略さずに、「高等学校」と記載します。

また、学部・学科・コースなどもしっかり記載しましょう。とくに、就職する施設に関連のある学部や学科の場合には、記載することでアピールになります。

職歴の書き方

履歴書に「学歴・職歴」と一緒に書かれている場合には、学歴の最後から一行あけて、「職歴」と記載します。

会社名も省略せずに、正式名称を記載します。

例)株式会社〇〇 入社(柔道整復師の場合は「入職」が一般的)
⇒「(株)」と略さずに、「株式会社」と記載します。

次の行に、所属していた部や課も記載しておきます。特にない場合は記載せずに、簡単な担当業務を記載します。接骨院で柔道整復師として働いていた場合は、特に記載しなくて大丈夫です。

転職経験のある人は、「一身上の都合により退職」などの退職理由も記載しましょう。

現在も在職中の場合は、最後に「退職予定日」や「現在に至る」などを記載します。

例)〇〇接骨院(〇年〇月〇日 退職予定)
⇒退職予定日が決まっていない場合は、「現在に至る」や「在職中」と記載します。

柔道整復師の免許・資格欄の書き方

免許・資格欄には、「柔道整復師」を取得した年月とともに、免許名を記載します。これから取得する場合は、「取得予定」と記載すれば良いでしょう。

他にも資格がある人は、それぞれの年月とともに資格名を記載します。たとえば「針灸師」などの免許を持っている人は、転職時のアピールポイントになるため必ず記載しましょう。

その他、「普通自動車免許」は記載してもOKですが、柔道整復師に関連のない資格は記載しなくて大丈夫です。たとえば「日商簿記二級」などはアピールポイントになる可能性もあります。資格に関しては面接官とのコミュニケーションにつながるケースも多いので、自分が持っている資格は抜け漏れなく書くようにしましょう。。

記載する順番は、取得した年月順にします。

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柔道整復師の志望動機欄の書き方

履歴書のもっとも重要な記入欄「志望動機」の書き方をご紹介します。他の応募者と差をつけるポイントにもなるので、しっかりと記載しましょう。ここでは、志望動機や自己PRの例文もご紹介しますので、参考にしてみてください。

志望動機欄は小さいため、3~4行程度で簡潔にわかりやすく書くことがポイントです。しかし、これだけではなかなか人柄が伝わりません。ただし小さな字で細かく書きすぎてもこれもまた伝わりません。空欄に対して95%は文字で埋める事を意識すると印象は良くなる傾向です。志望動機に「近かったので」と一言で素っ気なく書く事はNGです。

もし足りない場合には、あらかじめ別紙に記載すると良いでしょう。その際は、志望動機欄に「別紙参照」と記載します。郵送する場合には、忘れずに封入しましょう。

志望動機の基本ポイント

採用担当者は「どのような志望動機が書かれているのか」という点をしっかりチェックします。他の勤務先でも通用するようなありふれた内容ではなく、あなたにしか書けない志望動機をしっかりと練っておきましょう。

【志望動機のポイント】
・なぜ他の企業(施設)ではなく、「ここ」を選んだのか?
・今までの経験を「ここ」でどのように活かせるのか?
・自分の強み・1番のアピールポイントは何か?

上記の3点は基本ポイントなので、必ず記載しましょう。ライバルも同じように記載してくるはずなので、3点すら書けていないと書類選考を通過することが難しくなります。

応募先企業(施設)が求める人材をリサーチする

志望動機を書く際には、企業(施設)の公式サイトをチェックしましょう。個人の接骨院は公式サイトが整備されていないケースもありますが、基本的には「企業の公式サイト」を見ると、どんな人材を求めているのかが記載されています。

経営方針や企業理念、人材育成についてのページを見ると、ある程度はイメージできるでしょう。ただし、「貴社の企業理念に共感しました」はNGです。採用担当者は「なぜ共感したのか?」「どの部分に共感したのか?」とモヤモヤするうえ、自分自身の意思がなく魅力のない定型文だと受け取るからです。

リサーチした内容を最大限に活かすには、志望動機とからめて自分が「求める人材」にマッチしていることをアピールすると良いでしょう。

志望動機に記載してはいけないNG例

自分を良く見せるために志望動機に嘘を書くのは良くありませんが、正直すぎるのも考えものです。たとえば、「給料が高いから」「休日が多いから」「家から近いから」「残業がないから」などはNGです。

これらの志望動機は誰もが思っていることなので書く必要はありませんし、採用担当者からの印象が悪くなります。自分が採用担当者になったつもりで「どんな人なら採用したいか」をイメージすると良いでしょう。

柔道整復師の志望動機・自己PRの例文

・例文①新卒の場合
私は学生時代に6年間バスケットボール部に所属しておりました。その中で学んだことは「チームワーク」です。貴院は総合病院のため、医師や看護師と連携する必要があったり、理学療法士と協力し合ったりすることが必要だと思います。学生時代に学んだチームワークを活かして、柔道整復師として貴社に貢献したいと考えております。
また、様々な分野の専門家と関われるため、コミュニケーション能力をさらに磨き、医療の知識もどんどん吸収していきたいと思い貴社を志望いたしました。

・例文②転職の場合
私は●●整骨院で3年間、1日20人の患者様の施術を行ってきました。テーピングや固定どの技術には自信があるため、貴社でもその技術を活かせると自負しております。しかし、スキルアップのために自費治療も学びたいと考えたとき、前職では学ぶ環境がなかったため、教育制度の整った貴院に大変魅力を感じました。

・例文③
私は学生時代に骨折をした際、柔道整復師の人に大変お世話になりました。それがきっかけで柔道整復師を目指し、3年間従事してまいりました。前職は人間関係が良く、とても居心地の良い環境でしたが、将来のためにスキルアップしたいと考え貴院を志望いたしました。貴社は最新設備を導入し、最先端の施術を行っていることに大変魅力を感じております。痛みに苦しむ人を助けるためにも、どんどんスキルアップして貴社に貢献していきたいと考えております。

・例文④
私は●●病院で3年間、柔道整復師として従事してまいりました。施術のスキルも磨かれ、臨機応変に対応するスキルも身についたと自負しております。しかし、毎日多くの患者様の施術を行う代わりに、1人1人の患者様と向き合う時間が少ないと感じておりました。貴院は身体的な治療だけでなく、患者様のメンタルケアにも力を入れていることに魅力を感じ、志望いたしました。これからはじっくりと患者様と向き合い、患者様に寄り添ったケアをしてきたいと考えております。

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柔道整復師の本人希望欄の書き方

本人希望欄とは、採用にあたって必要な事柄を記載する欄です。たとえば、採用担当者から連絡が来る場合もあるため、「電話に出られる時間帯」を記載しておくのも良いでしょう。

特に何もない場合には、「貴社の規定に従います」と記載するのがおすすめです。

本人希望欄だからといって、年収や待遇の希望を記載するのはNGです。聞きたいことがある場合には、面接の際に質問すると良いでしょう。

柔道整復師の「通勤時間」「健康状態」欄の書き方

履歴書には、「通勤時間」や「健康状態」などを記載する欄もあります。履歴書に記載する欄がない場合は、記載する必要はありません。

通勤時間の書き方

通勤時間とは、自宅から勤務先までの所要時間のことです。自宅から最寄り駅までの徒歩の時間も含まれます。できるだけ正確な所要時間を計算することが大切ですが、あまり細かく記載する必要はありません。

「40分」「1時間20分」など、キリの良い時間を記載するようにしましょう。

健康状態の書き方

健康状態に関しては、「良好」と記載するだけで大丈夫です。柔道整復師は体力勝負の仕事のため、健康であることをアピールしましょう。

まとめ

柔道整復師の履歴書の書き方についてご紹介しました。これから初めて就職する人も、キャリアアップのために転職する人も、採用試験において履歴書は非常に重要です。下書きをしてから書き始めるなど、慎重に間違いのないように記載しましょう。

すべて記載しおわったら、抜け漏れがないかチェックすることは必須です。印鑑や写真などもしっかりと確認しましょう。履歴書を郵送する場合には、封筒に「履歴書在中」と記載し、自分の住所や名前も記載します。応募先の名称や住所は、間違いのないように必ず確認しましょう。

当日、持参する場合には、汚れないようにクリアファイルなどに入れるのがおすすめです。折れ曲がったり、汚れがついたりしていると、一気に印象が悪くなるので気をつけてください。

履歴書の書き方に迷ったら、WELLジョブに相談してみましょう。WELLジョブは柔道整復師などの治療家に特化した転職サイトです。面接対策などの転職サポートも行っているため、まずは登録し、気軽に相談してみてくださいね。

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