【柔道整復師の本音】柔道整復師になって後悔することあるある3選

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柔道整復師は後悔する事がよくある


国家資格を持つ柔道整復師は、安定性と将来性がある人気の職業です。柔道整復師の国家試験の合格率は7割を切る難易度と言われていますが、それにもかかわらず柔道整復師の人口は年々増え、整骨院の数も右肩上がりの傾向にあります。

それほど大変な努力をしてやっと資格を取れるにもかかわらず、柔道整復師の離職率は高いと言われています。柔道整復師という職種に限った話ではなく、あらゆる業界において、新卒就職者の30%程度は3年以内に職場を辞めてしまうと言われていますが、中でも柔道整復師の離職率は高いのです。

厚生労働省が発表した平成30年度のデータによると、接骨院の3年離職率は約30%で、約3人に1人が3年以内に職場を辞めています。また、1年離職率は約14%で、約7人に1人は1年以内に辞めているというデータが出ています。

離職する方の多くは、“柔道整復師になったはいいけど理想と違う…”“労働環境をよくしたいと求人を探して転職したのに、面接の話と異なり労働環境や給与がさらに悪くなった”と後悔を抱えて、転職の決心した方が多いかと思います。ひょっとしたら今柔道整復師として働いている方の中にも、後悔の思いを抱えていて、離職を考えている真っ只中という方もいらっしゃるかもしれません。

コミュニケーションの負担が大きい

柔道整復師が感じる後悔の内容は、多岐に渡ります。例えば、患者さんとコミュニケーションを取ることの大変さもその一つです。柔道整復術は、人間本来の自然治癒力によって体を改善してゆくため、継続的な通院になるケースが多いです。そういった密な関係性を構築することがやりがいの一つだとも言われていますが、同時にコミュニケーションが苦手な方にとっては、それ自体が苦痛になることもあるといいます。施術自体は好きでも、患者さんとの関係性に悩んでしまうと日々の施術が苦痛に感じて、「こんなはずじゃなかった…」と段々と後悔が積もっていくこともあるかもしれません。人間同士になる為にコミュニケーションが上手くいく患者さんもいれば、コミュニケーションがどうしても上手くいかない患者さんもいて、柔道整復師の皆様も誰しも1度はこのような悩みを持ったことがあるでしょう。

また、柔道整復師としての自分の技術にいつまで経っても自信が持てないという声もあります。柔道整復師界では、新人研修が十分でないところが多いといわれています。実際、「自分の施術が本当に正しいのか?」「症状をちゃんと改善できるのか?」など技術面に不安を覚えてしまい、それがいつまでも払拭されないまま離職してしまう人も少なくないのです。技術面に不安があれば、患者さんにもその気持ちが伝わってしまい、クレームにつながる可能性も生まれてしまいます。研修の有無を入職前にもっと確認しておけばよかったと後悔する事もあるでしょう。

このように、柔道整復師になってから後悔した方もいれば、希望を持って転職をした先で後悔を感じる方もいらっしゃいます。今回は、その両方の面から詳しく見ていこうと思います。

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①「社会的地位が低い?」と思いがち


後悔の中身にも色々ありますが、中でも「社会的地位が低い」と感じて、柔道整復師になったことを後悔する方が一定数いらっしゃるようです。

柔道整復師の働き先には、整骨院や病院の整形外科、福祉施設やジムなどがあります。その中でも病院やクリニックで働いていると、同じ国家資格所有者にも関わらず、看護師や医師から下に見られることが珍しくないようです。また、柔道整復師は「専門学校を出れば誰でもなれる」というイメージを持たれることがあり、それにより社会的地位が低いと感じてしまうことがあるといいます。

柔道整復師は立派な国家資格!

しかし実際には、先ほどもお伝えした通り、柔道整復師の国家試験の合格率は7割を切る難易度と言われています。厳密にいうと、高校卒業後、文部科学省指定の大学の柔道整復師関連学部や厚生労働省指定の養成施設を卒業したのち、柔道整復師国家試験に合格することが必要です。養成施設の修業年数は最低3年。基礎的な医学の知識、解剖学や生理学といった知識だけではなく、柔道整復術をはじめとする技術もしっかり身につけた上で、合格率7割を切る国家試験に合格して、やっと柔道整復師として活躍できるのです。

このように柔道整復師として働いている方は、勉強や実習などといった努力を重ね、プレッシャーに打ち勝った末に資格を取得した方々ばかりです。つまり柔道整復師になったことを後悔するのではなく、むしろ誇りを持った方が良いのです。

同じ職場で働いている人達から下に見られることがあると、自己肯定感が下がってしまい柔道整復師になったことを後悔してしまうかもしれませんが、そんな風に感じる必要は全くありません! 一つの夢に向かって努力を重ねてきた経験は誇るべきことですし、体の不調で悩んでいる方を楽にさせる柔道整復師は、立派で素晴らしい職業です。あなたに救われている方はたくさんいるはずなので、「社会的地位が低い」と悩んだり公開する必要は絶対にありません。

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②給料や休日数が少ない


また、後悔のもう一つの大きな理由として、“休みが少ないこと”が挙げられます。柔道整復師の休日は4週6日であることが多く、年間休日数は72日程度と言われています(株式会社サニタス調べ)。それに対して一般職で働いている方の場合、年間休日は120日以上になるケースが多いです。というのも、2024年の土日は104日、土日に重ならない祝日と振替休日は15日あるため、土日祝と振替休日が公休日と会社で定められている場合、年間休日は最低でも土日104日+祝日15日=119日になります。これに会社独自の夏季休暇や年末年始休暇が合算されると、年間休日は120日以上になるのです。このように、一般職で働いている方だけでなく、他の医療介護福祉業界と比べても、柔道整復師は休みが少ない傾向にあります。

またそれだけでなく、勤務時間が長いため、体力的に厳しいという意見もあります。勤務時間はそれぞれの店舗により異なりますが、開始時間は朝9時ごろ、終了時間は20〜21時ごろの所が一般的です。基本的に労働時間は1日8時間以内と定められていますが、カルテ整理や事務作業、閉店後の清掃などを含めると、実質的な拘束時間は10時間を超えるところも現実的には少なくありません。

それだけではなく、多くの整骨院では、お昼休みや中休みなどの休憩時間を長めに設けているため、その多い分拘束時間が長くなってしまう傾向にあります。職場が一旦家に帰れる距離にあるならまだしも、休憩室やカフェで長い休憩時間を過ごすのも一苦労です。

しかし、柔道整復師の休日数は、働く場所によっても大きく異なります。柔道整復師の勤務場所には、最もメジャーな整骨院、整体院のほかに、病院の整形外科、福祉施設、スポーツジムやカイロプラティック院、そして独立開業した整体院などがあり、お休みが充実している職種ももちろんあります。中には休みが充実していて、かつしっかりとした年収をもらえる企業も存在しています。

そういった企業に転職を希望している柔道整復師はしっかりとリサーチして対策を練る必要がありますし、もし転職して後悔を抱えている方がいるとしたら、それは転職でしか払拭できません。前回の転職で失敗した理由を明確にして、後悔を糧にして、再転職に挑むのも一つの手です。

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③納得いく転職をしにくい


そうは言っても、柔道整復師の中には転職して後悔をする方もいます。「実際に入社してみたらイメージと違った」、「働いてみて、この治療院では長く勤められないと感じた」という後悔の声を聞くことも。“転職した企業がイメージ通りではなかった”というのは、事前にちゃんと調べておいたら回避することができた可能性が高いです。

お給料やお休み、人間関係に至るまでしっかりと前もって調べておくことが転職で失敗しないコツといえます。確かに自分一人で情報収集する事は難しいと思います。そんな時は、WELLジョブに相談することで転職での後悔はなくなると思いますので、ぜひ気軽に登録してみてくださいね。

転職する前に一度立ち止まって考えてみる

ただ、転職活動をする前には、必ず“転職してからやりたいことが今の職場で出来ないかをじっくりと考えておく必要があります。仕事や人間関係が辛いと感じると、その環境から逃げたくなり、転職をするという選択肢が出てくるかと思います。もちろん、逃げることは悪いことではありません。自己肯定感が下がって心が病んでしまうくらいなら、積極的に逃げることも賢い選択だと思います。

ただ、転職活動にはものすごいエネルギーを使い時間もかかります。「とにかくこの環境から抜け出したい!」という思いだけで、急いで転職先を決めてしまっては、いつかまた何かの理由で転職することになり、後悔しまうのではないでしょうか。

転職したからといって、必ずしも理想の環境に身を置けるわけではありません。治療院との考え方が合わず転職してみたら、今度は人間関係で悩みが出てきたり、休みが増えたかと思えば、今度は残業手当がしっかりしていなかったりと、何か別の問題が出てくる可能性もあります。そうなった場合に、マイナス面を補うためにまた転職…という風になるのが、一番後悔する負のサイクルに陥ってしまうパターンです。今の職場での可能性は諦めるしかないのかどうかは、しっかりと吟味しておくことをお勧めします。

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柔道整復師として誇りをもって活躍できるようにするためには


ここまで、柔道整復師の方々がどのような後悔を抱えていることが多いのかを記してきました。心から後悔している場合は“柔道整復師を辞めるか?”という究極の選択になってくるかと思いますが、隣の芝生はいつでも青く見えるものです。どの職業、どの職場で働いても後悔する瞬間は必ず訪れます。それよりも今の自分をしっかりと見つめ直し、本当の意味で転職を成功させることこそが、柔道整復師として一番自信を持てて、充実した仕事ができる道かと思います。

もし今後悔を抱えているという方は、“そもそもなぜ今自分は後悔しているのか?”“どのような環境であれば後悔しないのか?”“自分のなりたい姿はどのようなものか?”を考えてみることが、前向きな転職の第一歩になるはずです。もちろん一人では難しいこともあると思いますので、WELLジョブにぜひ登録を。WELLジョブのスタッフと相談しながら、転職活動を成功させましょう!

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