「そりゃないわー」柔道整復師が人間関係に悩んだエピソードと対処法!

コミュニケーション
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患者様の身体の状態を知ってケアするスペシャリストとして、悩みを抱えている方の役に立つ柔道整復師。その仕事柄、手技に注目されがちですが、柔道整復師は院内外問わずコミュニケーション能力が必要な職種になります。日々、患者様とコミュニケーションを取るのはもちろん、院内での上司や同僚とのコミュニケーションも当然ながら必要です。

あらゆる業界において、新卒就職者の30%程度は3年以内に職場を辞めてしまうと言われていますが、その大きな要因として“人間関係”が挙げられます。柔道整復師も例外ではなく、人間関係に悩み、離職や転職を検討している人は少なくありません。

そこで今回は、人間関係についてご紹介します。
もし、人間関係で転職・就職をご検討であれば、お気軽にこちらからお問い合わせください。

目次

柔道整復師は人間関係に悩みやすい職種!?

多くの柔道整復師が特に頭を悩ませているのが、スタッフ間でのコミュニケーションです。整骨院では、お客様の症状や特徴などの情報を共有して協力し合うことが必要なため、どんな人ともしっかりと話せる柔軟性や協調性が重要です。自分から話しかけるのが苦手な方や、疑問があっても質問するのに遠慮してしまう方は、この人間関係ともいえるコミュニケーションで苦労することが多いようです。

愛の鞭!? 師弟関係が退職理由に?

また、柔道整復師は医療技術職ということもあり、師弟関係のような権力構造が残っている職場が多い傾向にあります。そのため上からの圧力にプレッシャーを感じてしまうことや、パワハラ案件に繋がってしまうことも懸念されます。つまり上司とのコミュニケーションが上手くいかずに、人間関係が理由となって退職してしまうのです。

距離感が難しい…お客様とのコミュニケーションも悩みの種

また、お客様とのコミュニケーションで悩みを抱える人もいます。柔道整復術では、症状が完治するまで継続的に通院を求めるケースがほとんどです。お悩みを聞き出して、個々の症状に対して施術をしていくため、患者様一人一人との密なコミュニケーションは必要不可欠です。

そのため、人見知りな方や、話すことが苦手な方は、難しさを感じることがあるかもしれません。柔道整復師として手技が優れてさえいれば良いというものではなく、接客業に必須であるコミュニケーション能力も重要となります。

またお客様と接する距離が近い分、クレームが届きやすいところも難点です。患者様が柔道整復師に対して不快感や頼りなさを感じないように、最低限の礼儀や接客能力を身につけておく必要があります。特に治療院のエリアによっては、経営者や社長が多い高所得者が集まるところもあり、接遇部分で高いレベルを求める場合もあるため、想定外のクレームやご指摘をいただくケースもあり、クレームを恐れるあまりにうまくコミュニケーションが取れなくなってしまうということもあります

また、たとえ柔道整復師としての技術が高かったとしても、それを伝える術がなければ再来院してもらえることはなく、経営にマイナスなインパクトを与えてしまうこともジレンマでしょう。特に独立開業している柔道整復師であれば、患者様がいて初めて経営が成り立つために、再来院をしていただくため、丁寧にコミュニケーションを取る事が重要になります。

コミュニケーションが得意な人ばかりではない

このように、人間関係と一言で言っても対象は社内だけではありません。柔道整復師にとってコミュニケーション能力は技術と同じくらい大切だといっても過言ではありません。しかしもちろん、誰しもがコミュニケーションを得意なわけではないですし、性別も年齢も異なる人達を日々相手にするわけですから悩むことは当然です。

「働いている人はみんな普通にできていることなのに自分だけできない…」「人間関係でこんなに悩んでいるのは自分だけなのだろうか?」と、悶々としている方もいらっしゃるかもしれません。しかし今お話ししたように、人間関係で様々な悩みを抱えている人は大勢います。あなただけではないので、一人で悩みを抱えすぎないようにしてくださいね。

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上司との人間関係で悩んだ時のエピソードと対処法

ここからは、実際に柔道整復師として働く方に聞いたエピソードを紹介していきます。
まず、上司との人間関係で悩んだときのケース。上司とのやりとりで悩むことといえば、理不尽なことや意見を押し付けてきて、だけど上下関係があったり、師弟制度のようなものが根付いているからこそ言い返せなかったり、ということが多いようです。1つエピソードをご紹介します。

残業代は出ないけどって、それおかしくないですか? とは言えないよね…

「私が働いているのは、家族経営の中に2人の従業員がいる小さな整骨院です。朝8:00から18:00まで開いているので、その時間帯はほとんど施術に入っていますが、開店した後に1時間半ほど掃除とカルテの整理をします。しかし、その残業時間分のお給料は出ません。院長は、『残業代は出ないけど、お客様の情報を整理したり、掃除したりするのは従業員として当たり前』と理不尽なことを言ってきます。朝も、他の人が30分以上はやく出勤しているので、私も30分前には行かなければならない空気があり、仕方なく早めに出社しています。院長がルールとなっている整骨院なので、泣き寝入りするしかなくて辛いです。(柔道整復師・30代・女性)」

どんな職場にも合わない人はいるものですが、やはり納得がいく説明が無いのは苦痛になります。
また、上司が自分で言ったことをすぐに忘れてしまう人だったり、機嫌で意見の変わる人だったりすると、特にストレスがたまりやすいかと思います。小さな職場で上司や同僚と不仲になってしまうと、逃げ場がなくて今以上に辛い環境になってしまうことが予想されます。

こういった整骨院では、まずキャリアアップは見込めないですし、人間関係の状況が変わることも期待できないので、さっと気持ちを切り替えて転職するのが良さそうです。また、独立起業という目標を立てて、経営面のスキルだけ盗むというのも一つの手です。

“辞める”と決めてしまえば、無駄に人間関係で心を浪費することなく、自分の損得勘定を基準に働くことができます。独立や、転職期間の資金を貯めるためと割り切って働くのもいいかもしれません。

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同僚との人間関係で悩んだ時のエピソードと対処法

同僚と人間関係で悩むといえば、影で悪口を言ったり、出世レースでぶつかったり、性格が合わず妙に突っかかってきたりということが多いようです。ここでもエピソードを1つ紹介します。

私にお構いなく。とは、なかなか言えないよね…

「同僚の女の子と、男性の先輩が周囲に隠れて交際をしているようです。私はどちらとも仲良くしていたのですが、同僚の女の子が私と先輩の仲の良さに嫉妬して、ある日突然口を聞いてくれなくなりました。先輩ともなんとなく気まずくなってしまい、業務上聞きたいことがあっても他の人に聞くしかありません。二人の恋愛関係なんてどうでもいいのに、働きづらくなってしまったことがありました。(柔道整復師・20代・女性)」

どの会社でも職場恋愛はありますが、それによって業務に支障をきたすのは、プロとして失格と言われても仕方ありません。しかし、この場合ご本人にはなんの落ち度もないので幼稚ないざこざで人間関係が壊れてしまう状況は見て見ぬ振りを続けるのがいいかと思います。あまりに目に余る態度が続くようでしたら、院長先生に相談するなどして、自分が快適に働くための職場づくりをしましょう。仕事にプライベートを持ち込まれて、迷惑している人はあなた以外にもいるはずです。人間性が合わない人とたまたま職場が一緒になっただけなので、気にする必要はありません。

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患者との人間関係で悩んだ時のエピソードと対処法

患者様との人間関係で言えば、整骨院や病院には老若男女あらゆる人が来るため、ジェネレーションギャップがその要因となることがあります。いい関係を築きたいのにお客様と価値観が違ったり、共通の話題がなかったりすると、楽しく談笑するのはハードルが高いかもしれません。

それだけならまだしも、いわゆるクレーマーに出会ってしまうこともあります。例えば、こんなことがあった人もいるようです。

良くなったとは書いてあるけど、完治したとは書いてないよ? とは言えない…

「あるお客様に、2回目の施術で突然クレームを言われたことがありました。『ホームページの口コミに“1回の施術で良くなった”と記述があったので、自分も1回で治ると思ったのに完治せず、2回来るハメになった』ということでした。1回目の施術をさせていただいた時は問題なかったこともあり、突然激怒された時は驚いてしまいました。(柔道整復師・20代・男性)」

人の体は一人一人違うので、施術方法も、それにかかる期間もそれぞれ異なります。そのためいくら口コミに“1回で治った”と書かれていても、それは万人に当てはまる話ではありません。また、口コミなどの評価は整骨院に在籍する職員が書く訳ではありませんよね。それなのに、「ここに書いてあるじゃないか!」と証拠のように突きつけるのはおかしな話です。

整骨院側に本当に過失があった場合を除き、クレーマーはただ理不尽な意見をぶつけてくる場合が多いです。もちろん自分たちの反省すべき部分は反省し、改良していく必要がありますが、こちらに落ち度がない場合は正直言って気にする必要はありません。

しかし、お客様が苦情を申し立てる時に“自分が間違っているかも…”なんて思っている人はいません。そのため、自分の落ち度を認めるためでなく、不満や不快な思いをさせてしまったことに対してのお詫びの一言は大切です。

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人間関係の悩みは解決する事が出来ますか?

あらゆる人間関係の悩みは、自分が変わることで解決することができます。この“変わる”には2つの意味があって、1つは“自分自身の考え方や働き方を変える”こと。人間関係に振り回されて無駄に心を消費しないために、自分の心持ちを変えるということです。

もう1つは、“職場環境を変える”ことです。例えば上司との人間関係の悩みは、職員数の少ない整骨院などであれば致命的なので、それならば転職をしてしまった方がはやいでしょう。

無理に自分を変える必要はありませんが、自分の健康な心身を守るために、時には柔軟性も必要になります。

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人間関係が良い転職先を見つけよう!

お悩みを最小限にするためにも、人間関係の良い求人を見つけることが重要です。では“人間関係の良い求人”がどういうものかというと、同世代が多いことや、逆にベテランがいることで安心感があるなど、人それぞれです。自分はどういう人とだったら働きやすいかをしっかり自己分析して、転職前にじっくり企業の情報収集をしておくことが大切です。

例えば複数接骨院を持っている法人であれば、人間関係で退職するのではなく、異動対応をしてくれて職歴を傷つけなくて済むことも少なくありません。

WELLジョブなら、あなたにとっての“人間関係の良さは何か?”というところからキャリアコンサルトが相談に乗ってくれるため、安心です。ぜひお気軽に相談してみてくださいね。

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